ナガオカケンメイ
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LONG LIFE DESIGN

D&DEPARTMENT PROJECT代表取締役会長 d design travel編集長
1965年北海道生まれ。日本デザインセンター原デザイン研究所を経て、2000年東京世田谷にロングライフデザインをテーマとしたストアインフラをイメージした新業態「D&DEPARTMENT PROJEC」を開始。現在、大阪、鹿児島、札幌、静岡、沖縄など6店舗で展開し47店舗を目指す。同時にデザイナー目線で一人称で書くトラベル誌「d design travel」を同じく47都道府県分を取材、執筆、発行。日本企業の創業の原点を見直すブランド「60 VISION」はカリモク、アデリアなど12社と展開中。2011年から渋谷ヒカリエ8/のフロアディレクションと同時に、上記したプロジェクトの総本山的な場所「d47」を開始。ストア、ミュージアム、食堂を展開。ロングライフデザインを別角度から見て、Comme des garconsとのコラボストア「GOOD DESIGN SHOP」も表参道にて展開中。




深澤直人さんの唯一の連載が「d design travel」の中に。

深澤直人さんに連載をお願いしたのが2005年だから、早7年「ふつう」という連載が「d」誌で続いています。僕らD&DEPARTMENTの立ち上げが2000年。フリーペーパー「d」を手差しコピーで作りはじめ、ややちゃんと印刷した有料冊子にしたのをきっかけに、思い切って深澤さんに連載をお願いしました。
きっかけは確か、同じくD&DEPARTMENTのCDレーベルでの「ビジョンドボイス」というクリエイターの肉声をCDにしたシリーズの僕とのインタビューの中で、はじめて深澤さんが「ふつう」という言葉を発し、それが後々の深澤さんの活動のテーマとなった歴史的瞬間に立ち会い、そのままの「ふつう」というタイトルの連載をお願いしたことがはじまりで、今回で28話目となる。
「d」はフリーペーパー時代、小冊子時代を経て、現在のデザイントラベル誌へと変わり、ロングライフデザインという一貫したテーマのメディアの中で、脈々と深澤さんは「ふつう」なことについて、自らペンを取って書き続けている。いつか本にしてD&DEPARTMENTより出版したいなとも考え、深澤さんとも話している。

自分の仕事の、人生のテーマがあるといい。深澤さんにとって「ふつうなこと」とは、デザイン界の言葉で言い換えるとアフォーダンスやアノニマスということになる。無意識にしてしまうことや、使い勝手を考えた結果に現れる形。プロペラや水道の蛇口のような、誰かが創作して出来た形ではない世界。ここの外枠を「ふつう」は覆っている。
人や地域、国などの交流の速度が増し、想定していないことが、一般化されたりもする現代で、畑ブームなどの自然への興味は、「不自然」なことに気づきはじめた私たちの意識からきている。自然は、大自然のルールからきた言葉だとしたら、「ふつう」とは、自然な人間界でおこるありようを、人間自身が「これは、ふつうなことだね」としていること。その「ふつう」の中に「普通じゃないこと」も入ってきたりしている今、このテーマ「ふつう」とはいったい何か、それをいろんなテーマで書いているこの連載は、とても興味深いのです。
今回は「ふつうにきれいな街、東京」というタイトル。9月初旬発売の「d design travel 東京」をお楽しみに。


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